自民圧勝!民主惨敗
予想した通り民主は57議席どまり
NO.18

◆自公320超、安倍政権発足へ…民主惨敗50台

◆第46回衆院選は16日、投開票が行われ、自民党が圧倒的勝利を収めて過半数(241)を大きく上回り、290議席台に達した。

◆公明党も議席を伸ばして自公両党で320議席を超え、3年3か月ぶりの政権奪還を決めた。一方、民主党は政権批判の逆風の中で惨敗し、50議席台に落ち込んだ。野田首相は16日夜、党代表の辞任を表明した。「第3極」として注目された日本維新の会は50議席を超え、第3党となった。この結果を受け、自民党の安倍総裁は26日に召集される予定の特別国会で新首相に選出され、公明党との連立政権を発足させる。

◆自民、公明両党は憲法の規定に基づき、参院で法案が否決された場合でも、衆院定数の3分の2以上の賛成で再可決し、成立させることが可能となった。

◆自民党は前回64議席にとどまった小選挙区選で大きく議席を伸ばした。小選挙区選では2005年の219議席を上回り、過去最多となった。青森、群馬、徳島、宮崎など19県で全議席を独占したほか、前回13県あった「空白県」を解消した。比例選でも、各地で優勢に戦いを進めた。

◆民主党は1998年の結党時の93議席も大きく下回り、公示前の230議席の4分の1以下の議席となった。前回議席を独占した新潟や滋賀では全議席を失い、小選挙区で閣僚や閣僚経験者が相次いで敗れた。

◆維新の会は比例選では第2党となった。比例選では、近畿以外でも支持を広げ、全ブロックで議席を得た。小選挙区では、岡山や熊本などで前議員が議席を守ったほか、地盤の大阪で複数の新人が議席を獲得した。

◆公明党は、自民党や維新の会との選挙協力を進めて手堅い戦いを展開し、前回全敗した小選挙区選で擁立した全9候補が当選した。比例選でも全ブロックで議席を確保した。

◆公示直前に結党した日本未来の党は、公示前の61議席を大きく下回り、2けたにも届かない惨敗を喫した。小選挙区で得票が伸びず、多くの前議員が敗れたほか、比例選でも伸び悩んだ。

◆みんなの党は公示前勢力を倍増させた。党幹部が小選挙区選で当選を決め、比例選でも、北関東や南関東で議席を獲得した。

◆共産党は、比例選で8議席を得たが、公示前勢力を下回った。社民党も公示前勢力を維持できなかった。国民新党は、鹿児島3区で新人が当選した。新党大地は、比例選で議席を獲得した。

                       (2012年12月17日03時49分  読売新聞)

◆首相「迷惑かけた」と陳謝…8閣僚落選の閣議

◆政府は18日午前、衆院選後初めてとなる閣議を開き、全閣僚が出席した。
◆選挙に臨んだ12閣僚のうち、現行憲法下で最多の8閣僚が落選したこともあり、野田首相は「本当に迷惑をかけた」と陳謝したという。
◆閣議後の記者会見では、落選閣僚から、年内解散に踏み切った首相への“恨み節”が相次いだ。
◆田中文部科学相は「(首相の)独りよがりだ。政治がわからないというか、ラック・オブ・イマジネーション(想像力の欠如)だ」とこき下ろし、国民新党の下地郵政改革相も「(2012年度補正)予算を通し、税制改正を終わらせた後に選挙をすれば(よかった)。『近いうち』という言葉にあまりにも重みを置きすぎた」と苦言を呈した。
                       (2012年12月18日13時16分  読売新聞)

◆こういうことになるだろうとは、予想されたことである。残念ながら民主の「ボロ負け」は当然のことである。国民の3年4ヶ月前に寄せた期待は、無惨にも裏切られた結果である。

◆出直しのため、党としてのしっかりとした「自己総括」をしてもらいたい。そして、いわば大企業や富裕層の立場の自民に取って代わるための、機会と再挑戦を期待したい。



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