消費増税法案可決
国民の期待を裏切った民主党
NO.16

◆8月10日 - 消費税法の改正案が参議院で可決成立した。これまで、民主党は野田首相の問責決議案が上程されるなど、決められない政治が横行していた。

◆やっと政治が動いたと思ったら、この消費税法案の成立である。そもそも民主党は、マニフェストになかった、この消費税を増額する法案をなぜ通そうとしたのか?

◆いろいろな見方があるだろうが、その一つに、財務省(官僚)の動き明確であるということだろう。管前総理が財務大臣になったことから、ことの始まりがあった。そして、管氏が内閣総理大臣になって、野田佳彦氏が財務大臣となり、着々と路線がしかれていった。

◆そして、野田氏が総理となり、此処しかないというタイミングで三党合意なるものを結んで、衆院解散を「かた」(抵当)にとられた形で法案を通した。これから谷垣自民総裁は、いつ辞めるのか、といった迫り方を強行し、「近いうちに」「そう遠くない時期に」などと逃げ回った野田総理の情況が連続していった。

◆法案可決の経過を見ると財務省の陰謀が透けて見える。高齢者、低所得者には負担が重すぎるこの消費税のアップである。弱いものいじめの税法である。わかっていながら通す民主党は、もう変質してしまったのである。

◆かつて民主党に期待した国民を裏切り、財界、大企業、大物政治家に思うままに利用されることは、もう間違いのないことであろう。民主党のこれから辿る道は、多くの国民から鉄槌を下された姿しか想像できない。


◆今後、ますます「解散圧力」が強まり、追い込まれる野田総理の苦しい姿がTV画面に映し出されることが多くなることであろう。



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