官僚・政治家こそが高学歴社会のドラ息子・その犯人 |
【NO.06】
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□オウム真理教事件の裁判が終わった。教団幹部には高学歴の者が多い。医師や大学院で物理学を専攻した者もいた。だが、高学歴者だから地下鉄にサリンをまいたのだ、といことにはならない。学歴のない人にだって信者がいたであろう。 □自分勝手に、100億円をこえる巨額のカネを浪費する者もいる。某製紙会社の創業者出身の前会長を東京地検が逮捕した。自分のカネではなく会社のカネだから特別背任容疑である。彼もまた高学歴者である。 □ドラ息子や身代をつぶすというのは、別に珍しくない。どこの家でも3代ほども家系をたどれば、思い当たるふしはあるだろう。家に限らない。高学歴の人たちが最も集中しているのは、かの永田町や霞ヶ関だろう。彼らが累代借りまくったこの国の借金は、ほぼ1兆円だ。 □オウム真理教と高学歴に揺るぎない関係はないだろう。関係があるとすれば、彼らがマインドコントロールにかぶれやすい肌をしている点ではないだろうか。製紙会社の前会長と高学歴との関係も、必ずしも巨額のカジノ賭博三昧にはイコールで結ばれない。問題は、その公私混同ぶりと、破滅的な放蕩癖であろう。 >□唯一、この国を火の車にした人たちと高学歴は明らかに関係がありそうだ。してみれば、永田町や霞ヶ関は、今日の高学歴社会のドラ息子や身代つぶしの巣窟に見えてくるのは、自分一人だけであろうか。
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