地方政府の気概とは


【NO.03】

 


 
























 


■あの3.11東日本大震災から7ヶ月が過ぎた。米の放射能汚染で心配された農家の人々も収穫の喜びに胸をなで下ろした。農業ばかりではなく水産業に携わる方々も仮市場でのセリが復興の声を上げ始めた。自動車等関連企業の生産も動き出した。

■本格的な復興には長い時間が必要だろう、と思われる。目の前にはたくさんの課題がまだまだ山積しているが、想像を絶する大きさと広さをもった惨禍であっただけに、短時間によくここまで復興できたものだと思う。

■あれもこれも国が悪い、対応が遅いと批判はやまないが、ほかのだれだったらどんなことができただろうか。最低限の衣食住確保、ライフラインの復旧も、通常では信じがたいほどのスピードだった。問題をあげつらえば限りもがないが、ここまでできる日本、日本人の力をもっと誇りに思いたい。

■惜しまれるのは復旧、復興鵜の過程で、地方分権、地方主権の叫びがすっかりかすんでしまったことだ。

■実際は「国が」「政府が」と国に対応を求める論調が支配し、あたかも中央集権を望んでいるかのような景色になってしまっている。

■その気概を持ち、行動する覚悟があるかそうか。むろん、被災地に限ったことではないが


 

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